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Live Report ライブレポート 2009

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2009.4.20
"CLUB Que 15th ANNIVERSARY -SEASON 1- vol.6
トキニ雨#11"
凛として時雨/MO'SOME TONEBENDER

凛として時雨
MO'SOME TONEBENDER
-SEASON1- vol.6では、脳天を揺さぶるステージを繰り広げるスリーピース・バンドが二組登場。 まずは、MO'SOME TONEBENDER。ふらりとステージに現れたかと思いきや、静寂な空気を一瞬にして切り裂き、会場を熱狂の渦に引きずり込む。それは圧倒的な破壊力だ。ギターをかき鳴らし歌う百々和宏(vo&g)の狂気に満ちたパフォーマンスに、テンションが上がらずにはいられない! さらに武井靖典のハードでダイナミックなベース、藤田勇のアグレッシブで力強いドラムが分厚いサウンドを放出し、まるで轟音のシャワーを全身で浴びているような快感が体を突き抜ける。オルタナ、ポップ……と作品ごとに表情豊かな顔をのぞかせる彼らの音楽は、いつだって最後にはきちんとモーサム・サウンドとして融合しているのだから脱帽だ。Queには、福岡に居た頃よく出演していたそうで、だからなのかこの日は初期のナンバーが多かった。 続いては、凛として時雨。彼らの自主企画イベント「トキニ雨」も兼ねていたこの日。モーサムで既にヒートアップしていたオーディエンスが、クールダウンする間もなく、時雨の登場に沸き上がる!! ソールドアウトだったフロアの熱量は既に半端ないものに。TK(vo&g)と345(b&vo)の男女ツインボーカルが絶妙で、絡み合うハイトーンボーカルと、ピエール中野のソリッドなドラムが繰り出す音の塊が場内を直撃。そんな激しいステージとは裏腹に、ほのぼのした口調で「CLUB Queさん15周年おめでとうございます」と話す345が印象的。ニュー・アルバム『just A moment』からはアコギで聴かせるナンバーも披露するなど、新作への期待も高まる中、終始ドラマティックな展開でオーディエンスを魅了した。それぞれ、大会場でもライブを行う実力派二組が、CLUB Queの15周年を彩り、豪華でレアな一夜を届けてくれた。
[文/草枕英里、撮影/堀井かをり]
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