2009.6.15
CLUB Que 15th Anniversary season 2はこの日、華々しく幕を開けた。
極上ポップマエストロ、堂島孝平 × 魂のロックンロール集団、フラワーカンパニーズの一騎打ち。
先陣を切ったのは堂島孝平。甘いマスクととろけるような歌声、ころころと表情を変える楽曲の数々。「基本的に曲はいいので」と飄々と言い放つ様はさすが貫禄のキラキラ王子。ドリーミーでロマンティックで、どことなくエロティック。誰もが愛さずにはいられない、そんな幸福な音楽がフロアに柔らかな魔法をかけた。
続くフラワーカンパニーズは直球直球直球の一切打算の無いロックンロールを会場いっぱいに響かせた。目を逸らすことを知らない子供のように、まっすぐに音楽をつむぐ鈴木圭介の歌声は、これでもかと言うほどに胸に突き刺さる。混り気の無い音と音の重なる場所。下北沢CLUB Que。記念すべきアニバーサリーイヤー、セカンドシーズンのバトンは次の音へと渡る。"APOLLO15 PROJECT vol.15" フラワーカンパニーズ/堂島孝平
[文/柚木沙織、撮影/おれんじぱんだ] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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