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Live Report ライブレポート 2009

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2009.6.20
"APOLLO15 PROJECT vol.20"
THE COLLECTORS/フーバーオーバー

THE COLLECTORS
フーバーオーバー
今宵は、THE COLLECTORSが好きで"キャンディキャンディ"というコピーバンドまで組んでいたというフーバーオーバーvo.岩沢が希望し、ダメ元でしたオファーが通ったというミラクルな一夜だ。SOLD OUTでもあるので、開演前から多くの人が会場に溢れてた。 メンバー全員シュッとスーツで登場したフーバーオーバー、「感電」「炭酸水」とスタートから彼らならではのアップテンポでキャッチーな曲が続く。早口ですべるような歌い方は、一声でフーバーオーバーだな、と分かる。この個性は淡々としているが、実に強烈だ。4曲目には敬愛するコレクターズのカバーで「ぼくのプロペラ」を。岩沢の声で歌い上げられるコレクターズの曲は、とても可愛いらしく生まれ変わっていた。しっとりとした「赤い花」からMCを経て、発売されたばかりのDVDに収録された「まみむめも」を披露。コレクターズが好きだから同じような名前にしようとして付けたという「コレクション」では、聞き取れないレベルのスキャット(?)に目が回りそうだった。まるで急上昇と急降下、緩いカーブが繰り返されるジェットコースターのようなライブ。終点が分からないほどのアクト後に、リスペクトに応えて満を持してコレクターズの登場。 攻撃的なギターのリフが響く1曲目「東京虫バグズ」から、「TOUGH」、「Stay Cool!Stay Hip!Stay Young!!」とパワフルでポップでガッツリとしたライブ展開。会場からの熱気もすごい。さすが22年のキャリアを持つ「たよれる男」(こちら4曲目)!とか思っていたら、3曲歌った後のMCで「今日はSOLD OUTで気分が良いので、次の曲が最後です」とお茶目な発言をする加藤さん、それに対し「まだまだ!」とお客さん、このコール&レスポンス面白すぎです。限りなくハッピーで間口が広く、ご機嫌な演奏、私のような楽曲しかしらないレポーターをこの時点でメロメロに。新曲の「明るい未来を」から名曲「世界を止めて」、キラキラした曲たちに夢中になったのは言うまでもない。最前列には男子しかいないと軽くディスったり(女子が良かったようだ)、ELTの持田香織の真似をしたり、ライブに引けをとらない加藤さんの虹色のMCも含めて、とびっきりのエンターテインメントショウをみせてくれた。 22年走り続けてきたロックバンドと9年目を迎えまだこれからのロックバンドの対バンは、15周年へのお祝いと、そして新たな歴史へのカウントダウンを感じさせてくれた。
[文/高橋亜も、撮影/高田梓]
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