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Live Report ライブレポート 2009

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2009.6.23
"QUEIP vol.3
~2009 CLUB Que and Quip Magazine 15th ANNIVERSARY collaboration~"
アナログフィッシュ/鶴

アナログフィッシュ

毎日のように雨が続く中、ぽっかりと晴れ間がのぞいたこの日。「今日は雨だって聞いてたから、会う人みんなに絶対傘を持って行った方がいいよって言ってきたんだけどな・・・・。」アナログフィッシュ・下岡晃がMCでぽつりとそう漏らすほどに、梅雨の珍しい晴れ間にCLUB Que&Quip15周年ライブは幕を開けた。先攻はアナログフィッシュ。いつもどおり、佐々木健太郎のいつもの汗の飛び散り具合と、下岡晃のクールなたたずまいは対照的。「アンセム」では観客全員が「両手広げてキャッチ」しながら全身で曲を楽しんでいた。「Sayonara90's」は鳥肌がたつほど胸が震えた。「叫ぶ」という言葉とはイメージが違う。伸びがある、よくとおる声に隠された激情。そこにあるがメッセージ性がもう、有無を言わせないまま観客の中にぐんぐん入ってくる。そして後攻は鶴。自己紹介ソングで全観客の心をがっちりキャッチ。CLUB Que&Quipのオリジナルの振りつけを考えてきていたみたいで、観客全員と練習。鶴のライブはこうやって、観客と一緒に空気をつくりあげていく所が好きだ。鶴を知らない人でも楽しめない人はいなかったんじゃないかな。本人たちも心からCLUB Queが好きな様子で、「おめでとう」と何度も口にする。15周年にちなんで尾崎豊の「15の夜」の替え歌披露には全員が大爆笑。新曲も鶴らしくポジティブで優しい空気を持っていて、また嬉しくなる。ミラーボールがアフロをさらに輝かせ、夢のような夜は更けていったのだった。
[文/渡部希美、撮影/松本順子]
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