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Live Report ライブレポート 2009

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2009.6.26
"APOLLO15 PROJECT vol.26"
ウラニーノ/ワイ・ユー・ジー(植木遊人GROUP)/ステンレス

ウラニーノ
ワイ・ユー・ジー(植木遊人GROUP)
ステンレス
さすが15周年ウィークというべきか?CLUB Queではお馴染みの、色濃い3組のお出ましだ。 まずは、兄弟でQue Tシャツに身を包み、円陣を組んで登場したステンレス。 彼らって、いくつになっても、キラキラした輝きを持ち続けているのが不思議なんだな。透明感のある歌声と、甘酸っぱいポップチューンはまさしく永遠の少年のよう。ラストの「ラフ」には"笑っていこう"という前向きなメッセージが込められており、いつも前を向いている彼ららしいような気がした。 ステンレスが爽やかな風を吹かせた後は、じわっと熱風が立ち込めた。とにかく熱過ぎるくらい熱い男、植木遊人率いるワイ・ユー・ジーの登場だ。ギタートラブルも起こったが、なんのその!多量の汗を会場にバラまきながら、時に大きなタオルでぬぐいながら、金八先生も真っ青になるぐらい熱い授業がビートに乗る。"I LOVE YOU"では、客席に飛び降りてエアギターを披露しながら、会場をあおるあおる。一段と拳が上がった会場との一体感は、植木パワーのタワモノだ。 トリを飾るのは、7/1にメジャーデビューを控えたウラニーノ。 今回の登場には大塚愛の「さくらんぼ」を使用し、Ba.ピストンを始め、3人ともヲタ芸を披露(笑)。ここまでだとタダのコミックバンドに過ぎないのだが、彼らが一線を画した本物のバンドであることは、本編を見てもらえば、疑う余地がない。Vo.&G.山岸氏の作り出す世界観は、まるで私小説のよう。たった5分間の中に様々な人間ドラマを作り出す。それは生きることであったり、恋心であったり、たわいのない日常であったり。そのドラマに絶対的な彩りを加えるのは、安定した演奏力と山岸氏の渋くて重みのある歌声。簡単に言ってしまえば「イイ声」!「イイバンド」!!いや、こんな言葉では表しきれないのが悔しいのだけれど。ラストの"坂道"にて描かれている失恋の痛手を紛らわせようとスキップする主人公の情景に思わず涙が出そうになった。わけのわからない音楽が飛び交う昨今、本物の音楽をエンターテインメントをウラニーノに叩き込んで来てほしいと、強く願わずにはいられなかった。 三者三様、見ごたえのあるライブを見せてくれてありがとう。CLUB Que15周年、おめでとう!!
[文/だるまっち、撮影/サヤカ]
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