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Live Report ライブレポート 2009

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2009.12.13
"Official Live DVD発売記念 「VANISHING POINT」"
HARISS -oneman-
DJ> TAKA5H1(RALEIGH,P.SLIDER)

ステージの上が本気で楽しんでいると、それはフロアにも自然に流れ込んでくる。DVDでもネット動画でもなく、ライヴを観に行く醍醐味はそこだろう。約1年半ぶりのHARISSのワンマンは、そんな根本的なことを改めて思い出させてくれるライヴだった。真っ赤なフラッグが掲げられたステージに現れた4人は、いつになく引き締まった顔をしていた。1曲目の"LOVE SAVE US"から"ROCKS!"までノンストップ。このライヴへの気合いを十二分に感じさせるスタートだ。その後、「こんばんは、HARISSです! HARISSですよ!」と叫ぶVo.アキラ。今日はワンマンなのだから、名乗らなくともわかるけれど、自分たちが誰なのか、自分たちで確認するように何度も繰り返していた。その後は新曲の披露もあり、ライヴはますます加速していく。"CO2"での全開の激しさは、次のHARISSを指し示しているようだし、G.セイジがヴォーカルをとれば、会場の空気がまたガラッと変わる。そして、Dr.高橋の感情が自然にあふれ出てくるようなパフォーマンス。アキラはフロアまで降りていき、ファンの男の子を巻き込んで大暴れ。これまでとこれから、HARISSのアイデンティティのすべてが今日のステージにはあった。アンコールのMCで「1年半振りのワンマン。ここまでの間に活動休止しようかと思ったこともあったけど、止まらずにHARISSを続けてきて良かった」とアキラが話していた。今日のワンマンにはそういう思いもあったのだ。HARISSが今、ここに存在してくれることに感謝。これからもよろしく。
[文/輪千希美、撮影/サヤカ]
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