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Live Report ライブレポート 2010

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2010.4.9
"A MOBILE IN THE CLOSET"
unkie/八十八ヶ所巡礼/ジン

unkie

八十八ヶ所巡礼

ジン

今夜トップを飾るのは独創的バンドサウンドで進化し続けるジン。壮大な音色のオープニングセッションから優しく包み込む。瞬発力のある演奏で3曲続けMCを挟み更に熱く加速する。『雷音』『解読不能』と畳み掛け揺れるフロア。「ただ丁寧に進んでゆけばいいんだ」と新曲『夢幻の光』を披露。願いを込めてラストに「パラレルワールド」。魂の篭ったステージで魅了した。2番手はサイケとプログレの絶妙バランスで異彩を放つ八十八ヶ所巡礼。幻想的で衝撃的な幕開けに沸き上がる歓声。彼等にしか創り出せない独自の世界観を構築し宙に舞う歌声、低音唸るベース、骨太なドラム。中盤「今宵、素敵な夜を」と『Butts trip BAR』を。最後まで強烈なパフォーマンスを繰り広げた。トリを飾るは孤高のインストゥルメンタルバンドunkie。メンバー登場に高揚し湧くフロア。前日に完成したという新曲を即興演奏に近い形で1曲目に初披露し「But Still Beginning」と重力増す流れにボルテージは早くも最高潮へ。アップライドベースを操るTOKIE氏。躍動感に満ちた城戸氏のドラムソロ。終盤にJeff Beckカバー「Led boots」。鮮鋭に鳴り響く青木氏の神懸かったギター。彼等のギリギリに均衡を保つ圧巻のサウンドは唯一無二。アンコールは渾身の「Tecaba」。Queだからこそ創り出せる豪華絢爛な共演は脳裏に残像を描き余韻に包まれ幕を閉じた。
[文/清水瑠里子、撮影/鈴木恵]
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