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2010.4.17
「春の謝音祭・エイプリルはまだ笑っている」とタイトルを打った、ザ・カスタネッツのワンマンライブ。この日の朝方は、昨日から降っていた雨と珍しく雪というのもあり、肌寒い気温だったのだが、昼過ぎにはカラッと晴れて春の陽気に。タイトルに合わせてエイプリルが笑わせてくれた天候に、CLUB Queでは春の陽気に劣らない陽気なメンバーが演奏。
久々のワンマンともあって気合がみなぎるメンバーにお客さんも呼応する。MCでは、もっと黄色い声が欲しいとVo.牧野元。この年になるとそれがエネルギーに変わるんだと笑いも誘い、サポートBa.タケゾウとのかみ合っていない話のやり取りに、Gt.小宮山聖が鋭く突っ込むさまにメンバーの面白さも垣間見える。ザ・カスタネッツの奏でる曲の心地よいメロディー。その時抱いたであろう様々な想いの歌詞と音。そしてメンバーのそれぞれの個性が感じ取れ、このホールを楽しさで埋め尽くしていたのは、経験というよりも純粋に音楽が好きで、これがなくては自分たちが存在していないかのようなライブが、僕たちにエネルギーを逆に与えてくれたような気がする。この日はザ・カスタネッツという大きな花が咲いて春を呼び込んだのかもしれない。"ザ・カスタネッツ 「春の謝音祭・エイプリルはまだ笑っている」" ザ・カスタネッツ -oneman-
［文/原淳、撮影/祖父江綾子］ ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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