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Live Report ライブレポート 2010

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2010.7.13
"【夏ノ陣 "VS series"】"
D.W.ニコルズ vs ウラニーノ

D.W.ニコルズ
ウラニーノ
年代が同年代で、結成時期も近く、普段からお互いの曲をよく聞いているというウラニーノとD.W.ニコルズの対バンである。先攻はウラニーノ。ピストン大橋による秋葉系ハイテンションによって熱気の籠った会場がいい感じに冷やされる。コミカルな登場を演じながらも演奏ではストレートな直球でガツンと来るのがウラニーノの特徴だ。『終着駅』でスタートし、『ダンボールに囲まれて』『手の鳴る方へ』などひたむきで素朴なサウンドが胸に響く。その他にも『Wonderful World』『サボテン』など山岸の純粋で素直な感情が歌詞とメロディーにうまく反映されているような気がした。物販では小倉の実家で採れた茄子が特典として用意され皆を喜ばせた。後攻はD.W.ニコルズ。男女2:2の組み合わせはウラニーノがメンバーを交換したいと洩らしてしまうほど雰囲気がとにかく良い。『波待ちサーファー』『チャールストンのグッドライフ』でライブはスタートした。『太陽』『B.D.K.』などいつ聞いても元気の出る曲や、『春風』のように懐かしい頃の思い出が蘇ってくすぐったくなるような曲など様々な気持ちが呼び起こされる音楽が多い。ライブが終わる頃にはまた明日からも頑張ろうという気持ちにさせられるから不思議だ。アンコールは『熱帯夜』。全く異なるバンドのようだが何となく共通するものを感じられるウラニーノとD.W.ニコルズ。目に見えない統一感が印象に残るライブとなった。
[文/松下恵子、撮影/サヤカ]
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