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Live Report ライブレポート 2010

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2010.10.28
"「滝本晃司と知久寿焼」"
滝本晃司/知久寿焼
滝本晃司
知久寿焼
セッション
会場が明るくなると滝本が雨の中駆けつけてくれたファンに感謝しつつアコースティックで「白い霧白い月」を歌う。次はささやくよう歌えば、雲の流れる中二人寄り添う姿が目に浮かぶ。穏やかで心に響く歌が多く「濡れた傘」に至っては究極のラブソングである。途中から知久寿焼(ちくとしあき)も加わり「同じ場所で毎日同じ事をしよう…」と伸びのいい高音のハモりが心地良い。ウクレレで「僕が君の一番柔らかいところ…」と歌う歌の間奏では口笛が胸のトキメキを表しているように感じさせる。次のステージでは知久が歌い始めると会場の色が一変し詩の世界が広がる。途中で語りがある「らんちゅう」「頭の膨れた子供たち」と続き、ここで滝本を呼びいろいろな楽器で楽しませてくれる。ウクレレでの『「…いたわさ いたわさ痛い いたわさってね♪ 」おしまい』は聞き入っていた皆を笑顔にさせた。「いちょうの樹の下で」~「月が見てたよ」まで目を閉じて聞いていても心さえ瞬きできない!アンコールでは知久と滝本が一曲づつ歌い終わりとなった。歳を重ねなお純粋さ忘れていない素敵な彼らに世代を超えた熱狂的なファンが多いのもうなづける。消え入りそうに歌う滝本に客が追いかけていくシーンがあったり、知久も独特の世界観をかもし出していたが二人共通するのは素直な歌が感動呼ぶという事であろう。
[文/STILL、撮影/missa]
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