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Live Report ライブレポート 2011



2011.2.8&9
"DQS presents 「Que人のドラム侍」 2DAYSスペシャル ~THE 世界遺産~"
DQS -2days oneman-
Queならではのイベントと言ってもいい、ドラム9台を並べて演奏を奏でるDQSのワンマン2DAYS。会場に入ればまず驚くのが、そのスケールの凄さだ。言葉にしにくいのだが、実際にその場で見てみないと伝わらないほど壮観なのだ。サブタイトルに「THE 世界遺産」 と付けているのもうなずけるが、その洗練された彼らの演奏も正にそれと言っていいほど。1日目、2日目共に今までのライブとは違うアプローチで魅せてきたDQS。ゲストボーカルやカバー曲などが一切なく、すべてオリジナルの曲でワンマンを敢行したのだ。間違いなくバンドとして動き出していると言っていいだろう。9人が繰り出すリズムとグルーヴは身体を突き動かすほどの音だと想像はつくが、凄さはそこだけではないのが驚きなのだ。所々に入る変拍子、一体感のあるリズムは凄くポップに耳に入ってくる。もちろん後ろで奏でているギター、ベース、キーボードのメロディーがあってのことかもしれないが、すべてがうまく溶け合って心に響く凄さがある。そして何と言っても、最終日の最後の曲は、限界に挑戦といっていいほど皆がドラムを叩き続けるというもの。もちろんリズムをキープしながらなんだが、皆の表情が険しくなってきて倒れるんじゃないかと思うほど。指揮を取るリーダー溝渕ケンイチロウも鬼の形相だ。ここで一人の糸が切れるとすべてが台無しになるぞと。その姿と音が会場をひとつにし熱いものがこみ上げてくる。すべてを発揮した後の9人の顔には満足感と達成感で溢れていた。この感動をぜひ皆さんにも体感してもらいたい。
[文/CLUB Que、撮影/祖父江綾子]
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