CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2011



2011.4.15
"BLUE MOON BLUE 2"
カミナリグモ/高橋啓太(オトナモード)
カミナリグモ/高橋啓太(オトナモード) まず初めに登場したのが、バンド編成から弾き語りという、シンプルなスタイルに活動を移した高橋啓太(オトナモード)。バンドでの活動も輝かしい音で魅了させてくれたのだが、さらに彼の声の良さが改めて響きそして冴え渡る。ギターの音と唄が抵抗なくすんなりと耳に伝わり、思わず目を閉じて聴き入ってしまうくらい。心の中のもやもやが、すーっと消えていく感覚を味わうのだ。「グライダー」は、バンドでの表現とは変わっていて、弾き語りになるとシンプルで素朴になった分、雰囲気ががらりと変わり歌詞の良さを浮かび上げてくれる。MCでも分かるのだが、自由かつ天然っぽいところが、少年のような素直でまっすぐな人柄を映し出し、それが音となりステージから伝わってくるライブだった。続いてはカミナリグモ。キーボードが出す音がキャッチーに聴こえさせるのか、高橋啓太とは違い、身体に音が染み込んでくる感覚。ボーカル上野の等身大で聴かせるような位置が、聴き手にとって大きくも小さくもなく、ストンと心に落としてくれる唄を響かせてくれる。最後のアンコールでは「ゆらゆら魔法が溶けただけ」を披露。いい流れできていたのだが、成瀬(Key)が最後の最後でソロの見せ場でミス。一気に会場が笑いの渦に。本人には悪いけど、ライブならではの楽しさだったのかも。ほのぼのとしたアットホームな人柄の2組。心を落ち着かせてくれる音がここにあった夜だった。
[文/高田絵里、撮影/各BAND STAFF]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.