2011.6/17
KETTLESとTHE★米騒動のWレコ発企画に、東京カランコロン、N'夙川BOYSを迎えてのことだが、とにかく個性的なバンドが勢ぞろい。トップバッターは東京カランコロン。個性溢れるメンバーで、収集付かないんじゃないかと思うくらいなんだが、演奏になると気持ちがグッと入った一体感のある熱いステージ。ノスタルジックな雰囲気をかもし出し、楽しんで演奏している姿が魅力的であり、パフォーマンスも印象的だ。「ラブ・ミー・テンダー」は、すごく心に残る曲。続いてのTHE★米騒動は、さっきまでの雰囲気をいい意味で一変させる。破壊的でサイケであり、ロックでエネルギーがたくさん詰まっている曲に、ある意味スタンスや音が完成してしまっているんじゃないかと感じてしまうくらい。そしてN'夙川BOYS。その日の気分や曲で、メンバー内で楽器を変えて演奏するバンドなのだが、誰がどの楽器を演奏し歌ってもロックンロールなのだ。演奏はもちろんのこと、MCやパフォーマンスで会場を一つに高めていき、いつの間にか彼らの世界観に全体が飲み込まれていく。最後はKETTLES。ドラムとギターの2組みなのだが、二人の歌そしてコーラスがとても気持ちよく耳に入ってきて音の少なさを感じさせない。「気にしてばっかリ」、「夢の中まで」などを披露し、聴いている側もメロディーを口ずさんで歌ってしまうくらい入り込んでしまう。各バンドの演奏時間は短めで、もう少し聴いて見たい気持ちではあったが、それぞれのバンドの魅力は十分に凝縮されていたライブであり、いいレコ発イベントであった。"KETTLES presents "KETTLE 'EM ALL!! vol.2"【KETTLES&THE★米騒動Wレコ発!】" KETTLES/THE★米騒動/N'夙川BOYS/東京カランコロン
[文/井上佑季江、撮影/CLUB Que] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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