CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2012



2012.4.27
"The Ideal Acoustic Holiday"
長澤知之/岩瀬敬吾

長澤知之

岩瀬敬吾
今回の「The Ideal Acoustic Holiday」は、長澤知之と岩瀬敬吾の2マンライブ。今宵の下北沢は残念ながらあいにくの雨模様でしたが、ここCLUB Queはほぼ満員で賑わいをみせていた。最初に登場したのは岩瀬さん。彼の独特な歌詞と歌い方に特徴があり、言葉の選び方が繊細というか、いい意味での違和感を感じさせる。音と意味深な歌詞は絶妙なバランスで成り立っていて、彼の唄は聞いていてとても心地よくなり不思議な感覚に陥ってしまう。そして続いては長澤さん。ギターの音が出ないという機材トラブルもあったが、その間はMCで繋いだりの場面も。ミニアルバムを6月に出すこともあって、一足早く新曲も披露し、緩急のあるストロークと奇麗なアルペジオ、そしてアレンジの面白さに歌が乗りすばらしく圧倒されてしまう。アンコールにも応えて歌った「マンドラゴラ」 は、さらに追い討ちをかけてくれたと言ってもいいくらいの素晴らしさだったのだが、またもや途中で音が出なくなってしまうが、長澤さんは生音生声で続け、そしてもう一曲と 『俺はグビ』を始める。ところがグビもすぐに音が出なくなってしまい、あきらめてまた生音生歌で続けていたら、今度はお客さんが一緒に歌いだし、徐々に会場内に広がる声が増えて、とうとう大合唱になっていった。これにはさすがに圧巻し、感動してしまう。こんな嬉しいことを感じさせてくれたライブは、他にはないと言ってもいいだろう。最高のひと時を誰もが感じたはず。
[文/高橋絵里、撮影/STAFF]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.