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Live Report ライブレポート 2012



2012.7.28
"AtQue★夏ノ陣2012 VS series"
びっくりしたな、もう vs ハックルベリーフィン

びっくりしたな、もう

ハックルベリーフィン
麦わら帽、半袖、ジーンズ、クロックス。海山川を駆けまわるような姿のGu,Vo.佐久間いわくハックルベリーフィンのテーマは夏休み。3人はサマーチューンを遊び心満載で披露していく。「オレとドライブいっちゃおうぜー!」佐久間が少年のような笑顔で誘いながら3曲目に鳴らしたのは『夏のドライブ』。山口兄弟の弾むようなベースとドラム、重なるクリーンなカッティングギターに、観客は気持ちよさそうに体を左右に揺らす。前日のロンドンオリンピック開会式をうけて「選手の笑顔をみてるとこっちも元気になるよね」と話したけど、笑みをこぼしながら自由気ままに奏でる3人も負けていない。爽快なポップロックとともにこちらを何度も夏の童心へ立ち帰らしてくれた。ハックルと初対バンとなる後攻・びっくりしたな、もうは真心ブラザーズ桜井秀俊が高校時代から続けている3人バンド。3年ぶりのQueにて『マンデーチューズデー』などを中心に、お得意の耳当たりのいい妙ちくりんな歌詞と変拍子ロックで、狂気をはらんだお気楽なノリを生みだす。結成25周年だった3年前にQue限定で演奏した『ヴァンサンカン』を再演。「1987年、バンド活動開始!…」曲中に桜井がバンド結成から今に至るまでを熱く語りだす。「2007年、死ぬまで音楽が好きだろうという気持ちが確信となり、2012年…昔の仲間と歌ってます!」強く眼を見開きながら絞りだした桜井の言葉に、歓声と拍手が沸きあがった。MCではこの曲をベースにテレビの開局記念ソングをつくったことをQue店長に笑って謝る一面も。「だから2年後のQue20周年のときは、今度こそQueのためだけの曲をつくります!」まだまだ精力的にバンド活動をつづける嬉しい約束を交わしてくれた。最後の『おさるの万次郎』にて先攻ハックルに賛辞を送る。終演後のホールには、ハックルが残した童心と夏休み気分に、熱狂とお気楽さが入り混じって横たわる。4年に1度では物足りない夏の新感覚を生みだす2マンだった。
[文/黒木貴啓 撮影/ヒビキ]
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