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Live Report ライブレポート 2013



2013.11.17
benzo -oneman-
[平泉光司(Vo.Gu.)、佐々木一也(Dr.)、伊賀航(Ba.)、高野勲(Key.)、キンドー(Key.) ]
benzo benzo
benzo
2001年に活動を休止し、今年7月24日にオリジナルアルバム『benzoの場合』『DAYS』のリイシュー盤を2枚同時リリースしたbenzoの約13年ぶりとなる復活ライヴ。平泉光司(Vo.Gu.)、佐々木一也(Dr.)、伊賀航(Ba.)、高野勲(Key.)の4人に、高野加入前のメンバーであるキンドー(Key.)も加わり、超豪華5人編成でのステージ。SE(Leon Ware「Learning How to Love You」)と共にメンバーが現れ、「真昼」「モーニング・セレナーデ」「抱きしめたい」と、甘くメロウなアンサンブルを立て続けに披露。MCでは“震えと汗が止まらないんですけど”と緊張状態の平泉だが、演奏が始まればそんな素振りは一切見せず、メリハリの効いたソウルフルな歌声と、歯切れの良いストラトキャスターでオーディエンスを魅了する。ジャジーなリズム隊に、舞い散る粉雪のような鍵盤の音色が絡まる「スバラシイ ウルオシイ」、「サマーデイ」「出会った頃よりも」とリズミカルに進行。“ただ懐かしいねってだけで終わらないようにしたいと思います”とゆう決意表明に歓声が上がり、ファンキーなグルーヴがスイングする「タマシイ」、ロックナンバー「そんな事が」で舞台も客席も一気に白熱。高野の揺らめくラップスティールギターがエキゾチックな情緒を醸し出し、楽曲の世界観を広げてゆく。「落下ドライブ」「AGAIN」「DAY BY DAY」で畳みかけ、アンコールは「真っ赤なあいつ」「FLOWER」の2曲。鳴り止まない拍手に応え、ダブルアンコール「It's Alright~考えちゃソンさ~」でハートフルなラスト。12月15日大阪公演以降の具体的な活動は未定とのことだが、benzoの新たな胎動を全身に感じる、プレシャスな2時間だった。
[文/宮本貴子 撮影/ame]
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