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Live Report ライブレポート 2014



2014.10.23
"Que 20th記念 2DAYS series "OPERATION QUE HATACHI"
カミナリグモ presents オクトーバー・サーカス"
カミナリグモ【BAND】/それでも世界が続くなら
カミナリグモ-1 それでも世界が続くなら-1
カミナリグモ-2 それでも世界が続くなら-2
カミナリグモ-3 それでも世界が続くなら-3
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カミナリグモの2マン2デイズ初日。SEとともに最小限の照明が照らされたステージに、それでも世界が続くならのメンバーが現れる。止めていた思いの壁を打ち破るかのように轟音をかき鳴らし、篠塚将行(Gu.Vo.)がマイクを取る。“今日がカミナリグモにとって人生で最高のライヴになるように、精一杯頑張ります”と「シーソーと消えない歌」から演奏が始まる。一節一節、絞り出すようにかき鳴らされるサウンドでフロアを包んでいく。“本当、いいやつなんですよ(上野)啓示くん。他のバンドは、信用しなくていいですよ。でも、啓示くんだけは信用してあげてください(笑)”と本音をこぼす場面も。久しぶりだというナンバー「自殺志願者とプラットホーム」から「水色の反撃」へ。MCで思いを語るたび緊張の糸を解いていくように、次第になまめかしさを増し、鮮やかなサウンドを響かせステージを去っていった。続く、カミナリグモ。バンドセットで挑んだ初日は、心地よいミドル・チューン「BRAIN MAGIC SHOW」から。ステージに照明が照らされると、ステージ後方に飾られた色とりどりのガーランドの色が顔を出しステージを彩る。ghoma(Key.)のカラフルなメロディが弾ける「カスタードクリーム」から、ごきげんなポップ・チューンが連続してプレイ。「November Fools」では、ポップなメロディと歯切れよい上野啓示(Gu.Vo.)に合わせハンドクラップもおこり賑やかさをましていく。MCでは、メンバー紹介を交えつつ、同世代で現役で活動する数少ないバンドである、それでも世界が続くならと共演できたことに価値があるとも噛み締めるように語っていた。ファンシーなサウンドに笑顔が溢れるなか、「Smash this world」、「20号」でライヴを締めくくった。アンコールでは、上野啓示が喪服姿で出演した、それでも世界が続くならのMV「奇跡」の話を交えつつカバー。それせかの世界観にぴたりと寄り添い、感じた思いを昇華するような演奏は、カミナリグモでありそれでも世界が続くならといった2バンドの思いが交わった素晴らしい仕上がりだった。音楽性は違えど2組に共通する、やさしさと力強さ、それを存分に堪能できた夜だった。
[文/大島あゆみ 撮影/栗田香那]
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