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Live Report ライブレポート 2016



2016.1.8
"今日のできごとpresents「オワリカラ対ビレッジマンズストアの逆襲」"

ビレッジマンズストア/オワリカラ
DJs> Rahulas
ビレッジマンズストア
ビレッジマンズストア
オワリカラ
オワリカラ
ビレッジマンズストア
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オワリカラ
オワリカラ
ビレッジマンズストア
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オワリカラ
オワリカラ
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 "オワリカラ対ビレッジマンズストアの逆襲"と題された公演。知らない方のためにお伝えすると、昨年4月にこの2マンが決定していたのだが、直前にビレッジマンズストア 水野ギイ(Vo)が重度の椎間板ヘルニアを患い治療のため約2ヶ月の休養を発表。当日はボーカル不在で行い、当日ビレッジマンズストアのライヴは、オワリカラのタカハシヒョウリとLarge House Satisfactionの小林要司がサポートする形となった。そのため、本公演はそのリベンジマッチであり、バンドからも主催のサカイ氏からも思いが伝わってくるものだった。おまけに本公演は、両バンドにとって2016年一発目のライヴということで意気込みを感じられる内容となった。
 開場からRahulasのメンバーがDJを務め、往年のロック・ナンバーを繋ぐと、先攻のオワリカラへ。シャープなギターリフから煌めくようなメロディが鳴り始め『シルバーの世界』からライヴが始まると、その世界に誘われるまま待ちわびたオーディエンスはグルーヴに身を委ねていく。MCでヒョウリは、実は水野と挨拶くらいしかしたことがないと話しつつ「でも、バンドマン同士だから音楽が良かったらいいんじゃないでしょうか」と、完全復活したビレッジと再び正々堂々と共演を果たせた喜びを語っていた。続いては、バラード『new music from big pink』を披露。誰にも邪魔されない真夜中の孤独に一筋の光が差すような嫋やかな音で、会場を染めていった。終盤は、キラー・チューン『踊るロールシャッハ』を投下。強力なグルーヴとポップかつトリッキーなメロディをまくし立てるように煽り、変幻自在、虹のように妖艶なサウンドで魅了した。
 轟音とともに幕を開けたビレッジマンズストア。水野が「どうしても君に届かせたいと思ったので、この世で一番でかい音を用意しました!」と叫び『夢の中ではない』へ。一切容赦しない気迫に満ちたステージには、リベンジいう気持ちを通り越し今に至るまでのすべての熱を目の前にいるオーディエンスにぶつけるよう。釘付けにならざるを得ない状態をMCで水野は「ありがとうって言いたいのは僕のほう」と話し、一時はもうここには立てないかもしれないと思っていたことも語り「この光景を作ってくれたのは紛れもなくお前だ! 君のためなら、なんでも出来ると思うんだ」と呼びかけ『地獄のメロディ』を披露。ドラマチックなんて言葉じゃ足りない、窮地の中から這い上がりより強固となったいまの姿を見せつけライヴを締めくくった。鳴り止まない拍手に応え、アンコール、ダブルアンコールまで応え大団円を迎えた。さらに、この日の深夜は、同じく"今日のできごと"主催による深夜イベントが開催され、両バンドメンバーもDJとして出演する楽しい逆襲が朝まで続いた。
[文:大島あゆみ/撮影:栗田香那]
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