3 COOLS 40th Anniversary special at 下北沢Que 初上陸!【50Kinds of Rock Life】|2016|LIVE REPORT|CLUB Que WEBSITE

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Live Report ライブレポート 2016



2016.5.22
"COOLS 40th Anniversary special at 下北沢Que 初上陸!【50Kinds of Rock Life】"
COOLS [村山一海,ジェームス藤木,フランク,佐藤秀光]
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 豪華出演陣が名を連ねたCLUB Queの5月"50Kinds of Rock Life"のなかでも注目すべき本公演。COOLSといえば、1974年にバイクチームとして結成されオリジナルメンバーには俳優の舘ひろし、岩城滉一が在籍。キャロルの解散ライヴ(1975年4月)で親衛隊を務めたことはあまりにも有名な話だが、以降もバンドとして編成を変えつつも活動を続ける日本のロック界のルーツを語るに外せない伝説的なバンドだ。そんなCOOLSがCLUB Queに初出演。ワンマンライヴを行うのは昨年9月に行った六本木EXシアターでの40周年記念公演ぶりということで、待ち望んだCOOLSを長年愛するファンたちが集結した。
 客電が落ち、バイクのエンジン音が鳴り響くなかメンバーが登場。サポートメンバー(Key.Sax.Ba)を迎えた7人編成で行われたライヴはミディアムテンポの「DO THE STEAM TRAIN」から幕を開ける。ビートに合わせて体を揺らしながら歌う村山一海(Vo)に合わせ、観客もクラップを鳴らしロックンロールを堪能。フランク(Gu.Vo)がボーカルを取る「CLIMAX」では、エレガントな演奏と低くてシブい歌声を響かせ、観客を唸らせつつ、MCでは5月28日に誕生日を迎えるフランクが「あと少しで、もう1つおじいちゃんになる(笑)」とニコニコと話すと、村山から「おじいちゃんやめようよ(笑)言わなくてもおじいちゃんなんだから」とツッコミが入り和気藹々なムード。続いて「バースデイ」や、ブルージーなバラッド「ひび割れたグラス」などを演奏。そして佐藤秀光(Dr)が歌うキャッチーなメロディとリリックが印象的な新曲「ビッグジョー」と最新曲も披露し新旧のナンバーで楽しませた。終盤には、かつてのメンバーで現クレイジーケンバンド・横山剣が作詞作曲の「泣きながらツイスト」や、観客も一体となってシンガロングした「Mr.ハーレーダビッドソン」と続き、熱気は最高潮に達した。そして「『ツイストNo.1』踊ろうか!」とジェームス藤木(Gu.Vo)が誘うとミラーボールが回る下、観客はツイストを踊りダンスフロアと化した後、ラストの「T-BIRD CRUISIN'」とハッピーで賑やかなステージを締めくくった。
 アンコールでは、佐藤のドラムソロを披露し「もう一汗かくよ」と声をかけるなか、ファーストから「R&R TIME」や、名曲「シンデレラ」など4曲を演奏した。来年に実現できるかも? という気になる企みも明かされファンの期待が高まるばかりだ。さらに、ダブルアンコールでは、「恋のテディボーイ」を披露。クールかつ優雅なロックンロールをたっぷりと響かせたヒット曲オンパレード。予定より2曲増えて想像を超え贅沢に終わったワンマンだった。
[文:大島あゆみ/撮影:山中善正]
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