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Live Report ライブレポート 2017



2017.1.22
"BOX LIVE! -BOX&Shout!-"
BOX [杉真理,松尾清憲,小室和之,田上正和 -oneman-
GUEST> 島村英二,小泉信彦
BOX BOX
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杉真理(Vo.Gu)、松尾清憲(Vo.Gu.Key)、小室和之(Vo.Ba)、田上正和(Gu)の4人によって1987年に結成されたBOXの約半年ぶりとなるライブ。The Beatles「Birthday」のカバーでスタートすると、杉、松尾、小室が織りなすハーモニーが美しい「ガリレオ・ガリレイ」や「Roxy Queen」が続く。The Beatles直系のブリティッシュロックにニューミュージックをブレンドしたメロディが何とも心地よく、親しみやすい。一方で、007を彷彿とさせる「寒い国から来たスパイ」や小室がボーカルを取った「二挺拳銃の悲劇」は、映画のような世界観がとてもユニークだ。彼らの振り幅があり懐の深い音は、全員のキャリアや杉と松尾のソングライターとしての才を象徴していて素晴らしい。
 後半では、そんな杉と松尾のソロ曲をBOXで演奏するという企画が久々に復活! 松尾の楽曲「ヤンガーガール」を杉が、杉の楽曲「BEE MEN (恋の蜜蜂男)」を松尾が歌うという贅沢な展開に、会場中が歓喜。しかし、これだけでは終わらない。終盤にはなんと新曲も初披露! その名も「Come on Bubbly」。The Beatlesの「Your Mother Should Know」に倣った、バブルを知らない世代にバブルを語る、少し懐かしいディスコ調のダンスロックだ。こうした遊び心こそ彼らの最大の魅力ではないだろうか。BOXの音楽が甘酸っぱくてセンチメンタルで、エバーグリーンな輝きを放つのは、彼ら自身がThe Beatlesを愛する永遠の音楽少年だからなのだ。アンコールとダブルアンコールではそんな彼らの魅力が凝縮された「Temptation Girl」をはじめ、計4曲を演奏。メンバー全員が年齢を感じさせないパワフルな演奏で観客を終始魅了していた。さすがとしか言いようのない圧巻のパフォーマンス。カッコよかったです!
[文::齊藤幸/撮影:前田美里]
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