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Live Report ライブレポート 2017



2017.6.10
"the MADRAS & NUDGE'EM ALL presents ~GIVE ME UP~"
the MADRAS/NUDGE'EM ALL/wilberry
the MADRAS
the MADRAS
ピロカルピン ピロカルピン
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 Wilberryをゲストに迎えて行われた、the MADRAS&NUDGE'EM ALLの共同企画。トップバッターは、exチューインガムウィークエンドの橋本孝志が若手メンバーを率いるthe MADRAS。1曲目から初夏に相応しい爽やかなメロディで胸をくすぶるハートフルなナンバーを披露していく。この日は、the MADRAS”w/こもゆさ”ということで、壊れかけのテープレコーダーズの2人(小森清貴(Gu)、遊佐春菜(organ))が参加しており、橋本が好きだという彼らの楽曲「ライジングサン」をカバー。終盤は「リバース」、「ラフ」と、がっつりとロックなナンバーを織り込み、ラストのディドリーマーでは全身で奏でるような情熱的な演奏で観客を魅了した。
続いてwilberryは、のっけからどっぷりヘヴィでサイケな「Rocket Lunch」をお見舞いし、会場の空気をガラリと一転させる。ソリッドなサウンドは、ミラーボールが相応しい心地良いダンス・ビートのナンバーへシフトすると、観客もゆらりと体を揺らす。Queにとって縁の深いバンドでもある彼らだが出演はなんと1年半ぶり!だったそうで、“Queに帰ってきました!”とジョウミチヲ(Vo)。そんな彼がアコギを抱えて歌う「beautifulcountry.jp」、シンガロング必至の王道ロック・ナンバー「NANANA」、など、最後までムードたっぷり、多様なロックンロールで楽しませた。
 トリを飾ったNUDGE'EM ALLは、久しぶりのライヴということで、坂木誠(Vo.)は、初っ端から“緊張する!(笑)”と笑い飛ばしながら、パワフルな演奏を繰り広げていく。ポップでキャッチーな「OPEN UP YOUR EYES」から、真田太洋(Dr)がボーカルをとる「バディ」と気持ち良いナンバーを続々と披露。そして、事前に告知していた約3年ぶりの新曲を披露。“これ本当、弾けるかな~(笑)”と終始ネタにするメンバーだったが「CLOUDY DAY」、「ギャラクシー」と演奏が終わると“出来たー!弾けたー!”と喜び、観客も一緒に大笑い。マイペースな飾らないトークを挟みながら、胸をくすぐる最高のメロディを届けた。
 アンコールでは、橋本孝志を呼び込み「オレンジ電車」をセッションすると、今日の出演バンドを迎え入れ「Give Me Up」(Michael Fortunati)と「タイミング」(ブラックビスケッツ)とノらすにはいられない懐かしの名曲を演奏し、笑顔溢れるゴキゲンな夜を締めくくった。

[文:大島あゆみ/撮影:the MADRAS STAFF]
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