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Live Report ライブレポート 2017



2017.8.27
"夏のVIVA YOUNG! 5DAYS ~喰い尽くせ 今を、オレを、アタイを、お前を!~"
SCOOBIE DO/DOBERMAN/ザ・ステファニーズ
DJ> クラヤマナオキ/INAMI(東京ロンドン化計画)
SCOOBIE DO
SCOOBIE DO
SCOOBIE DO
SCOOBIE DO
DOBERMAN
DOBERMAN
DOBERMAN
DOBERMAN
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
夏のVIVA YOUNG! 5DAYS
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 CLUB Queの名物&長寿企画、夏のビバヤン5daysの最終日。トップバッターはザ・ステファニーズ。弾けるように笑顔で登場したグレーのモッズスーツのガールズトリオは「THE STEPHANIESのテーマ」からスタート。SHIRO(Vo.Gu)がポニーテールに大きな瞳と真っ赤な口紅でド迫力満点のソウルフルな歌声を聴かせながら、50~60sの正統派ロックンロールへのリスペクトを込めてギターを弾き鳴らす。パワフルな叩きっぷりのドラマーMITCHYがMCで客席を盛り上げると「Alright only tonight」ではフロアもコーラスを大合唱。MANAMI(Ba)は「人生で2回目に行ったライブがスクービードゥー。雲の上の天井人と一緒にできるなんてビバヤング最高!」と叫んだ。ウィンクや投げキッスを飛ばし堂々たる演奏を見せつつ、一斉に腕が上がったフロアに感激する初々しさが可愛らしかった。

 2番手は日本が誇る、大阪を拠点に活動するスカロックバンド、DOBERMAN。美しいピアノの伴奏に吉田田タカシ(Vo)が独唱する「月もかくれて」で始まった。息を飲むような雰囲気から一変、独特の和のムードを感じさせるスカ「諸行無常」で、ホーンを含む大所帯8人組のお祭り騒ぎのステージは一気に沸点へ。ベージュのスーツに身を包んだ、どこか凶暴性を感じさせる強烈な個性の伊達男たちが入り乱れるライブ。「マリー」で高らかにホーンが鳴らされ、「Bella ciao」でさらに原賢二のアコーディオンが炸裂! 魅せるプレイに客席からの拍手と歓声が飛んだ。「音楽にはパワーがある」と説く高速スカ「朱い太陽」で驚喜と狂気が交差するフロアは踊りまくり、ラストは酒飲みソング「マシジャ」で陽気に盛り上げた。

 19年前に夏のビバヤング5daysが始まった際、初日のトップバッターだったSCOOBIE DOが登場! 白のジャケットに赤の花柄シャツを着たコヤマシュウ(Vo)が「Hey! Everybody! We are スクービードゥ!!」と挨拶すると1曲目はゴキゲンなサーフミュージック「太陽と女の子」。モニターに足をかけ客席に身を乗り出して「帰ってきたぜシモキタ!」と叫ぶと、マツキのギターリフがグルーヴする「真夜中のダンスホール」でフロアも踊り出した。コヤマのハープも印象的な「No.3」ではアフロのオカモト“MOBY”のドラムとナガイケのベースの掛け合いが熱く、歓声が飛び交う。結成当初、新宿で芽が出なかった彼らに主宰のクラヤマの誘いでビバヤングに出演、そこで世間の評価が変わり、その日のうちにCDデビューが決まったという。コヤマは「今の最強で無敵のスクービードゥーがあるのはビバヤングのおかげ、サンキュービバヤング! クラヤマさんありがとう! 今日こうやって呼ばれたことが一番うれしいよ」と語った。アンコールは19年前の夏も演奏した「夕焼けのメロディー」をDOBERMANのホーン隊を招き入れて演奏。最後にコヤマの投げキッスを合図に、全員がおじぎしてライブは大団円となった。

 DJブースから主宰クラヤマがバンドに向けて、何度も愛を叫び続けていたのが強烈に印象に残った。音楽愛、バンド愛がどこまでも覚めることがない「ビバヤング!」次回も必ず魅せてくれるはずだ。

[文:前田美里/撮影:下村祥子]
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