CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2017



2017.9.10
"SEARCH FOR MY REALIZE TOUR 2017"
Who the Bitch/sugar'N'spice/500.000.000YEN
Who the Bitch
Who the Bitch
Who the Bitch
Who the Bitch
sugar'N'spice
sugar'N'spice
sugar'N'spice
sugar'N'spice
500.000.000YEN
500.000.000YEN
500.000.000YEN
500.000.000YEN
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
 2017年2月に復活したWho the Bitchの「復活の狼煙第一弾会場限定シングル」"リアライズ"(7月26日~発売)のリリースツアーはSEARCH FOR MY REALIZE TOUR 2017と称され名古屋、神戸、大阪、東京、北海道で行われる。本日東京公演ではsugar'N'spiceと500,000,000YENの2組が共演し最高の夜を作った。一番手Scars Borough、Vo:Kyokoのソロバンド500,000,000YENはバンド名が「五億円」と読むあたりさすがKyokoと言いたくなるほどビックなネーミングだ。ネーミング宛らのステージングは重々しい雰囲気の同期音にドラムのCHARGEEEEEE...(Omega Dripp、bulb、Marty Friedman)が大迫力のビートをぶちかまし、Ba:Hisayo (tokyo pinsalocks, a flood of circle, GHEEE)がしなやかに寄り添い、Gu:Tsubasa (tegakiLIFE)のファズの効いたギターリフでGarbageを彷彿させるようなサウンドで一気に会場を音で埋め尽くした、声の居場所もないほどに分厚いサウンドだったがその壁をど真ん中正拳突きでぶち破ってくるようなKyokoの太いシャウトと女性らしい詩の世界と歌声は唯一無二これぞロックだ!
 二番手sugar'N'spiceは一曲目Kinks的なコードリフにGu:Izumiのオリエンタルなリフが印象的な「Bitch」から始まり軽快なビートで全員で歌いたくなるような「Paradise」、4つ打ちのノリの良い「Teenage Circus」と3曲続けていくうちにぐんぐん客席のテンションは上がっていった。MC後もミドルテンポのロックンロール曲「Palm Tree」で演奏再開。こう言うミドルテンポのロックンロールの曲ができるのはさすがと結成10周年を超えたバンドの強みを感じた。
 大トリのWho the Bitchはとにかく今が最高で最強と感じるライブだった。Ba.Vo:Nao、Gu.Vo:ehiの二人の歌は歌い出しからバッチリハモりが決まっていた。ここまでエモーショナルに個々が歌っている状態で、この噛み合い方は、他ではなかなか聴くことのできないボーカル力だ。それに加えて二人はベースとギターでバンドをリードする、ロックのダイナミズムを全身で生み出しているのだ。そんな二人をサポートする2人、Gu:Doe(ボイラー陸亀)とDr:Mizue(ex.つしまみれ)も本メンバーかと思うくらいにアグレッシブに気持ちよさそうに演奏している。4人がダイナミックに演奏しているが繊細に作り込まれたWho the Bitchの楽曲は様々な角度をもって立体的で彼女達が培ってきた知識とロックに対する憧れを目の前のお客さんに向けて全力でぶつけるためにロックとしてそこに存在している。シンプルに言って、最高のライブだ! この日発表になったが10月には「復活の狼煙第二弾」と称したシングルが発売されまたまたツアーへ。そして、CLUB Queには11月22日にまたやってくるので是非ともこのシンプルで味わい深いダイナミックなロックライブを見逃さないでいてほしい。

[文:CLUB Que 福田政博/撮影:山中善正]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.