片山ブレイカーズ&ザ★ロケンローパーティ
今回は去年「我楽のススメ」というCDを出しかなり好評だったバンド。from京都。CLUB Que的にはとても気になる地区からの抜擢です。Vocalの片山尚志に聞いてみました。
彼自身は神戸出身の29歳。京都の立命館大学時代に、オールドスタイルのロックンロールバンドを組んで遊びましょう的な感じで始まったのがきっかけ。バンド名は京都の中京区にある「片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ」という名のうどん屋があって、それから貰ったらしいのですが、そのうどん屋が旨かったかどうかは聞くのを忘れてしまいました。かなり濃い味の手打ちではなかったかと想像されますが真相は迷宮入りでございます。しかし本人いわく、こんなふざけた名前のバンドを、まさか続けるとは思ってなかったので気の利いたエピソードも、結成日も、気分もよく覚えてないみたいでした。生んじゃったら、だんだん好きになったタイプですかね。だけど京大西部講堂でライブやりたかったという話は、地元にロックバンドの歴史と道筋があって、そこを目指せば色んなことが近いという素晴らしい話で、その土地柄もそこにアンテナを張っている彼らも本物という事でしょう。地元の身近な先輩バンドとして騒音寺がいて「全てはこのバンドに追いつけ追い越せで始まりました」というから、バンドが繋がっているのが良く分かるし、変な情報にぶれないですむ事はロックが育つ環境として最高の土地だなってうらやましくも思ったりします。その点、東京は色仕掛けが多いから迷いがちな人が多いような気も…。安藤 亘(G)/大橋吐夢(B)/片山尚志(Vo/bluesharp)/東 慎也(G)/河嶋大樹(Dr) » http://www.k-breakers.com/ 07年は東京でも18回前後のライヴを行うという勢力さ。ツアーを上手くこなす秘訣はとにかく打ち上げを楽しむこと。逆に苦労は日程を詰めすぎて、腹の底から打ち上げを楽しめなかった時だって…。ガソリン代より酒、ホテルより飲み屋を心配しなきゃいけないバンドここにもあり。京都のライブハウスは終わってから居酒屋状態になって客も演者もベロンベロンなんだって。そうね~磔磔とかは酒蔵を改装した店だからね。酒臭濃くなるのも分かるような気がします。そんな磔磔や拾得・クラブメトロに良く出ていて、そこで片山ブレイカーズ主催のイベント「惜夜歌絵巻」やワンマンライブ等、頻繁に演奏しつつ。やっぱり京大西部講堂も思い入れのある場所だと。彼はこの聖地でロックヴォーカリストには必須の高所飛び降り~骨折を経験しているのですが、救急車で運ばれて手術している間に、メンバーは打ち上げに行き、何だか腹立たしいので、もう二度としないでおこうと思ったと。酒麻酔しかないですな~この男も。 曲作りも片山が担当しているのだけど「路面電車に乗ってる時など街中で浮かぶこともありますが、詩は部屋で作ります。コタツに座って、フォークギターを抱えて、ペンを持って、紙に向かって。ゲロ吐く様な感覚です」とおっしゃってました。そのまま70年代のドラマ的な絵図らが思い起こせて微笑ましいなんて言ったら、本人は俺の苦労を!って怒るかな? では最後に2つの質問をぶつけてみました。
2008/2/9(SUN)
" 惜夜歌絵巻 第二十七夜 「我楽ノススメ」発売記念 ワンマンライブ " 片山ブレイカーズ&ザ★ロケンローパーティ 司会> 涌井慎 open 18:00 start 19:00/adv \2,500 door \3,000 |