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THE YUTARO BAND
羽原裕太郎(Vo.),ハル.(Ba.),ナカジマノブ(Dr.),ニコラス・ケイ(Gu.)
» http://yutarolive.web.fc2.com/
THE YUTARO BAND
    まさに破竹の勢いでの快進撃。記憶に新しいのは大晦日のトリ。この大役は結成以来の2年連続だけど、元旦の朝7時をまわろうかとする時間に怒涛のアンコールを受け、1時間を越えるライブ。この時だけは時間が押しても誰も文句を言うわけもなく重列車のごとく圧巻のライブを見せていた。チリヌルヲワカの激しいライブのあと、眠い眼と重い体でフロアにいた観客とスタッフをも唸らせたそのパフォーマンスは本物っていうか、汗かき過ぎって言うか、音が楽器ではなく体から出ているかのよう。誰も真似できない…ホントにそう思う。芸歴的にはもはやベテランと言ってもいい4人。といってもそこらの20代より、数百倍やんちゃでパワフルな冗談とエナジー溢れたハミ出しバンド。それがTHE YUTARO BAND。まずはロッドばりのマイクスタンドと、パルクールを髣髴させるようなアクションが特徴のボーカリストの羽原裕太郎。プロペラでメジャー経験をするも、様々な理由で現在は岡山を本拠地にしている。プロペラ以前もHOBOS JANGLE、幻覚マイムとその時代に確実に爪跡を残したバンドを経ての現在。平行してソロ活動も積極的に行なっている。まさに生活の基盤がロックである。ドラムを叩くのはドミンゴス、人間椅子でも重要なポジションのナカジマノブ。推定45歳。鋼に近い脂身溢れる肉体、マエノメリ度48度。1年間にスティックを振る数は日本3位以内。おそらく首位。口数は間違いなく最多王。ギターはニコラス・ケイ。髪の毛の無いオカマとしては日本一のギタリスト。できるだけ次のギターヒーローは彼にしたいと思う。ベースはテクも色気もありながらハートで音出せるやつ。やってるバンドの数が尋常じゃないのがいかんともしがたいが、ハル.がいるとバンドが楽しくなるのは間違いない。そんな4人は移動距離とか練習量とか、多分普通のバンドには想像を絶する困難な壁があるんだけど、やっぱり音が体から出るようになっているから、そういう次元を超えて、人は地球の裏側でも呼吸が出来るように、彼らは何処でもどんな時でも集まればロックになってしまうんだろう。つまり毎度予想できない展開と人間味あふれる生き様。ロックを楽しみながらも動物園でのハプニングみたいなものも味わえますぜ。そんな彼らの結成の経緯を裕太郎に聞いてみた…。「プロペラ活動休止の少し前よりソロでの弾き語りを始めたんだけど、前のバンドのデビューが同時期だったからかな、元々仲は良かったんだけど、より親交を深めた時期があって、それから色んなユニットを展開するようになって…そんな中で、ソロで作ったナンバーを是非バンドで演ろう!って事になったんだよね。これまた親交深きスーパーベーシスト・ハル.も賛同してくれた。最初は年に何度か演れれば的感覚で始動したんだけど、予想以上に楽し過ぎて、当初の思惑を少々上回るステージ数になっちゃった。昨年よりギタリストが井垣からニコラス・ケイへ変わったんだけど、さらにステージ数もハッチャケ度も増加の一途をたどってます!」 とまあ時にくど過ぎる愛情表現も、ここまできたらエンターテイメント。なぜか50に向かってどんどんしっくり来る感じは、ちょっとだけ怒髪天とかとも似てるかもね。まさかの大ブレイクは期待していないけど、そうなりそうな悪寒が僕の胸を締め付けます。やばいです。

    2012 4/30(HOL)
    "「ツアー! つながりたい!」~ザ・ライブレコーディング・ワンマンショー! @CLUB Que~"
    THE YUTARO BAND -oneman-
    open 18:30/start 19:00 ADV / DOOR ¥2,500 / ¥2,800

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