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Pickup Artist ピックアップアーティスト

曽我部恵一

曽我部恵一

言わずと知れた、下北沢…いや日本を代表するシンガー。
CLUB Queに初めて登場したのが1994年12月8日。サニーデイ・サービスとしてのワンマンでした。
ミディへ移籍し『星空のドライヴ』でメジャーデビューした直後ですね。
当初から艶やかで説得力に満ちた声と、情緒的で情景描写の優れた歌詞は周囲の注目を浴びていました。みんなが聞き馴染んだメロディーが入り口で優しく迎え入れつつ、ちょっと奥へ入り込むと懐かしきフォークソングにも、80年代後期の渋谷系に代表されるような洒落たメロディにもない、斬新なリズムや音色が、新しい時代を切り開きました。それはいずれ独自の世界観を定着させて、街の景色、恋人同士の感情移り変わり、景色の変化、日本人の刹那を歌ったミュージシャンの筆頭として、曽我部恵一の名をひとつの音楽ジャンルとしてしまったのです。
2000年にサニーデイ・サービスが解散すると、翌年以降セルフマネージメント事務所「MUGEN」を立ち上げ、積極的なソロ活動を繰り広げつつ、レーベルROSE RECORDSも始動させ、全ての活動を自らの感性と力量でコントロールしていくという、最近主流になりつつある音楽活動の先陣をきっていた。
これだけの豊かな音楽性と同時に多彩な才能を発揮している人は滅多にいないのだけど、結果的にどうなるかというと、魂のこもったままのリアルな音楽が、冷凍されず、レトルトにもされず、炊き立てのままリスナーの耳に飛び込んでいくということになったんだと思います。
苦労や苦悩も耐えないと思うけど、全方位にアンテナを張っている彼だからこそできること。CLUB Que25年の歴史の中でも他に類を見ないアイデンティティの塊。自分の音楽がどういう形で人々に届くかを真剣に考えて、最も堅実な方法をとったということでしょう。
彼の音楽は時が経てば経つほど音楽史の上位に食い込んでいくだろうし、そしてその方法論も残っていく。研ぎ澄まされた感性。自分と音楽を信じる力。いや、全てはその音楽が素晴らしいから成り立つ話なんだけれど…。
こうやって言葉を並べていくと、彼の音楽にも歌詞にも全く追いつかないことに気がついてしまいます。それでもCLUB Queができる事なら全力で応援したいアーティスト! 心より賞賛を送りたいと思います。
文:二位徳裕 (下北沢CLUB Que)

公演情報

2019/12/21 [SAT]-22[SUN]
THE 四半世紀 Que25th SPECIAL【2DAYS TO YOU!!】
"それからlove 東京編@下北沢CLUB Que"

曽我部恵一 [GUEST> 田中貴] -oneman 2days-

21日> OPEN 18:30/START 19:00
22日> OPEN 15:00/START 15:30
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