Q : 今日はよろしくお願いします。では早速。今作「Time To Go」の話の前に、大変素晴らしい傑

  作であった前作の「YES」反応と手ごたえは如何でしたか?

宍戸:やっぱりその、自分たちが中心というか、自分たちがコンセプトを作るというか。そういう形

   でやりたいと言って作ったのが「YES」でした。なので僕らが『これってどうなんですか

   ね?』となってもスタッフは『自分たちがそう思うならばやってみたらいいんじゃない?』と

   いうスタンスで接してくれて。そういうものだったので。達成感もあったし。そういうものな

   ので自分達の力量もそれで決まりますし。でもそれが怖いとかは全然無くて、とにかくそれを

   知りたかったです。ダメだったらダメで全然良かったです。だからそういう出方が出来たって

   いうのが単純に凄く嬉しい事でした。“賛美歌”がちゃんと評価されたのも嬉しかったですし。

   良かったなぁと。

僕が「YES」を聴いた時は前のアルバムからガラッとイメージが変わって、それこそ別バンドくらいに変わった印象でした。“賛美歌”はそれこそ今までのケセラワールドだったけど他の楽曲が明らかに変わったなと感じました。それは宍戸君として意図した訳ではなかった?

宍戸:もう気持ちの変化イコール全部の変化だったと思います。これまで避けた事とかを普通にやっ

   てみたりだとか。とにかく自分から色々考えてやりたいっていうのが中心だったので。

   奇をてらおうだったり、自分達を変えてやろうっていうのが目的だった訳ではなかったので、

   単純に自然に改めて今等身大のアルバムを作りたいという感じだったんですね。

 

Q : それでは本作に関して。前作から僅か5か月の短いスパンでのフルアルバム完成でしたが、まずは

  フルアルバムの完成おめでとうございます。大変だったことや、制作途中の思い出等はありますか?

宍戸:何だろう。これどこまで載せて(話して)良い事なの

   か解らないのですけれど笑、、、『無茶だよ!』と

   いう事だったんですよ笑。制作にあたる期間もです

   けれど、要はそこに心はあるのか?という。それは

   前作「YES」というCDを売って『よし(全国)周る

   ぞ。』そういうプロセスを経ずに行う(制作にかか

   る)訳だったので正直もう、人外なやり方だったと

   俺は思ってるんですけど笑。

バンドマンではない見解としては物理的な事は省くと、ある種とても計画的なスケジューリングではあるけれどもね笑。

宍戸:単純にものを作るにあたって、作ったものを一回どうかなって見ない事には次の方針が見えな

   いと思うんです、普通に考えて笑。ですが、そうしろ、という事でしたので。昨年の10月から

   作ってたんですよ、今回のアルバム(「Time To Go」)は。「YES」を売り出す前からです。

そうだよね、「YES」が2015年11月18日発売だから、その1か月前から制作は始まっていたんだね。では、その時フルアルバムを作るにあたって、ストックにあった楽曲や、ネタはいくつかあったのかな?

宍戸:一応新曲、ネタはあったんですけど。既に没にされた曲もそうだし。だから今までの感じ的に

   も今回の作品の為に作りました、っていう11曲、新曲をいっぱい作ろうと思いました。

 

・YES:2015年11月18日発売のセカンドミニアルバム。

 収録曲は「賛美歌」「Youth」「Take me!」「somewhere」「Escape Summer」

 「インスタントテレビマン」「灰色の虹」。

 

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