【ゴウシの星回り伝説】

二 位:メンバーに恵まれてるけど、ラッキーだなって思うことは昔からあった?

ゴウシ:生まれたのが音楽家庭の家で。父親が歌とギターの先生で、母親がピアノの先生なんです

    よ。なので異常に耳が発達してて(笑)。

PAK:そうなんですよ。実際。

二 位:へ~! すごいねそれは! 絶対音感的な?

ゴウシ:絶対音感とかでは無いですけど…。

PAK:聞き分けるとか、判断能力がめっちゃ良い。ハモりがおかしいとかから始まって、これはこ

    うした方がいいとか。いろんな音に対して敏感ですね。

ゴウシ:単純に聴いた音がどの音か分かるんです。

二 位:違いの分かる男。そこをみんなも納得してるんだね。

PAK:してます。

二 位:そうか、音楽家系なんだね~。

ゴウシ:だけど気が多かったんで、すぐ新しい楽器みたら始めたくなる。ずっとピアノやってたんで

    すけど、ギター始めたりベースやったり色々してたんですけど。

    普通の人より耳が良い分…。

PAK:ホントすぐなんです。でも、新しい楽器もすぐ覚えるんです。

二 位:普通は習わない限り、すぐ弾くっていうのは難しいよね。

ゴウシ:そうなんです。大体の楽器はすぐできるのに、トランペットは異常に難易度が高くて。

一 同:(笑)。

ゴウシ:あの時サイズで選ばなければ良かった(笑)。Saxにしとけば良かった(笑)。

二 位:そうか、ピアノはとりあえず押せば鳴るし太鼓は叩けば鳴るし…。ねっ(笑)。

ゴウシ:まず、フーって吹けばプーって鳴るもんやと思ってたんですけど、トランペットは

    「スゥー」ってしかいわない(笑)。

一 同:(笑)。

ゴウシ運営的には、僕は仕切りたがりなので、仕切ってないと嫌なたちなのでそれがずっとあって。

二 位:でもジャイアンみたいな感じじゃなくていいね。

PAK:そうなんですよね。

二 位:うちらの時代はオラオラで仕切る感じの人ばっか

    りで。なんなんでしょうね?

PAK:そういうのでは全くないので(笑)。

二 位:いいね(笑)。

PAK:ゴウシ君が一番年上でリーダーなんですけど、一番少年の心を持っているというか。なんで

    も自分が一番楽しいみたいな感じだから、周りも一緒にいて凄く楽しいです。

二 位:だから、年の差がOKになってくるんだね。

ゴウシ:そうですね。

 

【メンバー紹介】

二 位今日来ていないメンバーを紹介してもらってもいいですか?西井”いがっちょ”啓介くんから。

ゴウシ:いがっちょは…毛が濃いドラマー。

PAK:いがっちょは毛が濃くて、優しいです。

    わかりやすく優しい人です。

ゴウシ:自分がリーダーとして、やる事が多すぎて、曲も

    作らないといけないし、お金関係とか事務的なこ

    ともやらなくちゃいけなくて、すごい手一杯に

    なっちゃってた時…、それまでのバンドはそれで

    解散する事が多かったんですけど、いがっちょから入ってからは、いろんなことを任せられ

    てます。一番最後に加入したんですけど、最初の2~3年は遠慮してたんですけど、「そんな

    一人で抱えて大変って言ってるんだったら、もっと僕らを信用して下に仕事回してくれたら

    いいよ」って言ってくれて。それを言われてから気楽になりました。だから実際いろんな作

    業を任せてます。全体を考えながらスケジューリングとか、スタジオの予約とか。

豆 腐:さっき言ってた、誰かがピリッとした時「まぁまぁ。」って言って一番仲裁してくれるのも

    いがっちょさんですね。

二 位:年齢的には真ん中だよね。“いがっちょ”のネーミングの由来は?

ゴウシ:彼は三重県伊賀市出身で。

二 位:イガシ! それでいがっちょなんだ!

PAK:入ってきたときから“いがっちょさん”。

ゴウシ:「いがっちょって呼ばれてます。」て言ってた。

二 位:そしたら…HIDEYANは?

ゴウシ:PAKちゃんから見てどう?

PAK:凄いのほほんとしてますよ。彼O型なんですけど、O型やなっ

    て思っちゃう。ただ、Bassに関してはめちゃくちゃストイック

    で。機材に凄いお金かけるし、めちゃくちゃ練習するんです

    よ。スタジオとかライブでできなかったことを次回は120%で

    きるようになって帰ってくる。

    でもその努力は決して表に出さない。

二 位:サラっと?

PAK:はい。仕事人なんです。

二 位:前回よりも明らかに違うって思える感じのプレイヤーですね。

PAK:そうですね。ライブとかでもあまり目立ちたくないみたいで。

    ワーって演るよりはちゃんと間違いなくグルーヴを出して仕事する感じに自分のポイントを

    置いてる人ですね。

二 位:HIDEYANのカルメラ前は?

ゴウシ:それこそPOTSHOTさんと同じ世代で、SKAバンド演ってましたね。

二 位:じゃあ割と入りやすかったのかな?

ゴウシ:そうですね。僕が元々彼だけ古い付き合いなんですよ。前のバンドの時からの知り合いで。

    そのバンドが解散するってなったんで、じゃあカルメラ入ってって。

二 位:じゃあ次はギターの宮本君。

ゴウシ:宮本君はオリジナルメンバーですね。彼と2人でカルメラを立ち上げました。カルメラの前身

    バンドをやってた時に宮本君以外のメンバーは全員掛け持ちミュージシャンで。その自分の

    とこのバンドがそこそこ忙しくなって1人減り2人減り…気が付いたら僕と宮本君だけになっ

    てて。2人でスタジオ入ってもする事ないから家で宅録でカルメラの曲を作って。この曲をい

    よいよライブで演りたいなって思って新しく作ったのがカルメラなんですよ。

二 位:その期間はどれくらい?

ゴウシ:たぶん2年くらいあると思います。

二 位:そんなにあるんだ! よくへこたれなかったね。

ゴウシ:そうなんですよ(笑)。2年間、家で宅録してました(笑)。

二 位:そこそこの順風満帆できてると思いきや、ちゃんと凹みもあっ

    たんですね。

ゴウシ:そうですね(笑)。んで、2人だけで毎週ビール飲みながら曲作っ

    て。ライブもしたいけど、メンバー2人だし出来なくて。そこ

    から管楽器のバンド始めたいって言って管楽器入ってる曲作っ

    てみたら…B'zみたいになってた(笑)。

二 位:それでも揺るがなかったんだね。最初のキーマン宮本君だね! 彼に表彰状だね。

ゴウシ:そうですね(笑)。単純に演りたかっただけですけどね(笑)。

 

 

Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved