二 位:じゃあ、たなせゆうや…たなっち君は?

PAK:僕同い年なんですけど、入った当初は音大出身で物静かで全然

    喋らないようなタイプで。でもカルメラで活動し始めて、最近

    はビックリするような声で「おい!」って言うようなことをす

    るトロンボーン。

ゴウシ:(笑)。

PAK:たぶんバンドマンとして洗練されてきたみたいな。

    唯一何もなく一緒に飲みに行った事とかあるのは、たなっちく

    らいですかね。2人で。話すと結構喋るんですけど、原則、何

    考えてるか全然わからない。

一 同:(笑)。

PAK:物静かなのに、なぜか急にチョンマゲになったんですよ。ヘアースタイルが。

ゴウシ:“笑っていいとも”でチョンマゲなって(笑)。

豆 腐:チョンマゲになりたい一般の人を募集するって企画が“笑っていいとも”であって。その時に

    うちのバンドから「これやってみようか!」って一般公募で出たんです(笑)。

一 同:(笑)。

豆 腐:ちょうど、うちのメンバーの中で、たなっちさんがロン毛だったんで、ストレートパーマか

    けて、応募して。んで、チョンマゲになって(笑)。チョンマゲのまま8ヶ月くらい全国まわ

    りました。

PAK:自分もちゃんと目立ちたいと思ったんじゃないですかね。

ゴウシ:あと、彼一番物静かでおとなしかったのに、俺に一番タメ口遣います(笑)。

一 同:(笑)。

二 位:じゃあ、サックスの辻本ちゃんは。

ゴウシ:辻本は元々カルメラとよく対バンしていたバンドのメンバーで。やたら目立ちたがりなサッ

    クスがおるなって、なんかサックスとドラムが一番目立つバンドやなって思って観てたんで

    す。んで、ある日、Twitterを見てたらそのバンドが解散したって書いてあって。対バンした

    ことはあったけど喋ったことは無くて。挨拶程度で。でもあのバンドのサックスのアイツ、

    目立ちたがりでメチャメチャ面白かったからカルメラに欲しいなって思って(笑)。彼の個人

    HPのメールフォームから連絡したら、解散発表の2時間後くらいのメールで一番乗りだった

    みたいで(笑)。ライブに遊びに来てくれて、それで入った(笑)。

豆 腐:辻本いわくゴウシさんから貰ったメールがすごい熱い内容の長

    文メールだったみたいで。それに感激して、他からの誘いも

    あったけれどお誘いも早かったしメールの内容にも感激したの

    で、決めたって。

ゴウシ:サックスも凄く良くて。元メンバーにも「あのバンドの金髪の

    奴みたいに吹いてくれ!」って言ってましたもん(笑)。

二 位:それに目立つし、華あるしね。

豆 腐:さっき言ってた目立つサックスとドラムっていうのが、辻本と

    いがっちょなんですよ。元々、辻本といがっちょは同じバンド

    だったんですよ。

二 位:結局、目立つ2人を引っ張ったのねー、大事っ!!

ゴウシ:ですよね。

二 位:そして、トランペットの小林君だね。バイク好きなのは俺はよく知ってるけど(笑)。

    彼の好きな音楽は、バンドで言うと誰なんだろう?

豆 腐:バンドというよりかは、ジャズ・ブルースが好き

    なんですよ。

二 位:ジャンルで好きなんだ。

豆 腐:そうですね。

ゴウシ:ファンクとかブラックミュージックとかね。当

    時、彼19歳でカルメラに入ったんですけど、大阪

    でindigo jam unitってバンドのベーシストの笹

    井さんって方の紹介でうちに入ったんで

    す。その笹井さんが「19歳でこんなトランペット吹く奴おらへん!」って言って紹介してく

    れて。んで、実際あったら「なにやったらそんな上手いトランペット吹けんねん!」ってく

    らい上手くて。「凄いやつ来たな!」って思ったんです。んで、19歳だから目立ちたいって

    のもあったと思うんですけど、セッションするってなってスタジオに初めて入った時に曲と

    かあまり覚えてないのに、やたらソロを吹きたがるんですよ(笑)。

    ずっとソロ吹いてて(笑)。すげーなお前ってなって(笑)。

一 同:(笑)。

二 位:小林君のバイクの話は別で独占インタビューさせてもらいますね!(笑)。

 

【ゴウシ⇔PAKshin】

二 位:じゃあ、ここでゴウシ君とPAKちゃんお互いにどんな人か紹介してください。まずはゴウシ

    君から見たPAKちゃん。

ゴウシ:オーディションみたいな感じだったんですよ。

    んで、僕らが選ぶ立場なのに、開口一番に「もし僕が入ったら、僕の作った曲とか演っても

    いいんですか?」って言ったんですよ(笑)。

二 位:ちょっと強気(笑)。

ゴウシ:PAKちゃん強気で(笑)。「全然ええよ」ってなって。むしろ新しい可能性欲しいから作って

    欲しいよって話をして。そしたら、ピアノの独奏で何曲か聴かせてくれたんですよ。それが

    全部かっこよくて。音楽的に惹かれたってのがありましたね。しばらくはお互い様子見なが

    ら活動してたんですけど、そのうち関西人特有の“打ち上げですぐ脱いじゃう”ってのが出て

    きて。20歳で若かったってのもあったと思うんですけど、打ち上げなったらすぐ裸になって

    て。裸になれる奴に悪い奴はいないって思って(笑)。

二 位:そうね。裸になるメンバーがいるバンドは…人気出る確立率が高い。これは完全にデーター

    出てます。

一 同:(笑)。

ゴウシ:キャラクター的にも面白いからカルメラにピッタリですね。僕とPAKちゃんとギターの宮本

    君が主に曲作るんですけど、ほぼほぼ趣味が一緒で、これがカッコいい、これダサいってい

    うこだわりが結構似てますね。

二 位:作曲するひとのパートが違うことによって意外と

    ケンカが無いんじゃない? 普通のバンドだと、

    ギターボーカルとギターの人が作ったりするか

    ら。大体近い線でケンカなってたりする。でも楽

    器が違うと自分ができないのも認め合えるからケ

    ンカしなのかなって思った。

ゴウシ:そうですね。あと、色んな角度からアイデアを出し合って、「そのアイデアいいな!」って

    思うツボが一緒だからうまい事いってるんかな~って思いますね。

 

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