【打ち上げ話】

二位:打ち上げも激しくやってたもんね!

松本:いや、あれは俺らが激しかったんじゃなくて、二位さんが激しかったんですよ!(笑)。

二位:あれ? あはは(笑)。

松本:二位さんていうか、あの頃、みなさん相当激しかったよね?

石原:うん。でも色んなとこ行っても今は見ないもんね。Queは?

二位:相変わらずだけど、まあ前よりみんな優しいですよ。それ、逆に「自分らとしては打ち上げ帰

   りたかったのに~」みたいなことなかったの?

石原:それはないです。終電車がないし。

松本:打ち上げに出ないのは、結構寒いじゃないですか。最初はビビってメンバーで結構かたまって

   たけど、「帰ろうか?」みたいなムードなかったから、割と率先して残ってましたね。

石原:「いや、帰ろうよ」って言うメンバーはいなかったし、そんなムードもなかったですね。実は

   楽しんでたんですね。

二位:若い頃の激しいアホアホな打ち上げはどう思うの?

石原:いい思い出ですね。

松本:最近もう見れない風景だから、今でも二位さんも多分わかると思うんですが、良いか悪いかは

   置いといて、若いバンドはやっぱああいう文化の中で育って欲しいな。ライブ終わって打ち上

   げあって、めちゃくちゃな飲み会をして、朝ぼろ雑巾の様になって帰る。

二位:そうね。ゼロではないけど少なくなったね。飲んでるうちにズボンがどんどん短くなるとか最

   近ないもんな~。

 

【拡散】

松本:やっぱあれが凄かったなと。色んなパワーもらって。その時期に相当色んな人と知り合いにな

   れたもんな。倉山さん (ビバヤング代表)とか最初そうでしたもん。倉山さん声でかくて、俺ら

   は「あの人誰だ?」ってよくわかんないけど、みんなは「どうも!」みたいになってるし、と

   りあえず「バンドやってます!」みたいな挨拶をして、知りあっとかなきゃみたいな。

二位:倉山君は、早稲田出身でTheピーズ、TOMOVSKY、真心ブラザーズあたりが学生だった頃から

   の界隈の人みたいなね。紐解いてみたらなるほどっ

   てなる人ね。

石原:倉山さんのイベントも出してもらったしね。VIVA

   YOUNG。

松本:ほかにもミュージシャンで友達になった人もたくさ

   んいる。

 

二位:そういうので、他のライブハウスとかはどうだったの?

松本:ちゃんと名のあるライブハウスはちゃんとした対バン組んでくれるなって…。差はありました

   ね。俺らCD出してるか出してないかのときでも、行ってどんな対バンになるかわかんないけ

   ど、有名なライブハウスは音源聴いてくれて、このバンドだったら合うんじゃないっていう、

   地元の良いバンドと対バンさせてくれたりするよね。

石原:どことは言わないですが、あっちは良かれと思って、お客さんたくさん呼ぶバンドと充ててく

   れたんですが、それがビジュアル系だったんですよ。

松本:きつかったな~。

石原:お客さんパンパンに入ってるんですけど、俺らには興味ないから寝てるんですよ。柵の一番前

   で。あれはちょっときつかったですね。

二位: GOINGがやりだした頃のQueは、GOINGに合う対バンをすごくつけやすい状況だったね。凄

   くど真中。でも、こういうのも状況で変わるからね。

松本:時代によっては、合うバンドがいないってこと?

二位:そう。90年代 (屋根裏にいたころ)は、合うとか考えられないから、応援したいバンドを人気の

   あるイカ天出身バンドと組むっていうね。そうするとバンドは何でこんなのとやるんだって俺

   の事嫌いになっちゃったりするんだけど、でもわかりやすく数人お客さんがなびくの。だって

   かっこいいんだもん。変なの好きなお客がかっこいいの見たら乗り換えるでしょう。だからい

   い対バンていうのも、そのときどきで変わるよね。

松本:けど、へぼいバンドってQueでみたことないですけどね。

二位:理想はそうありたいです! 答えはGOINGがすごかったから凄い人としかやってないだけ。で

   もさ、演奏ヘボくても勢いあったら好きだけどね。それよりちゃんと演奏してるのに勢いもや

   る気もないのが難ありだよ(笑)。

   ちなみに、同期のバンドは、JERRY LEE PHANTOMとかになるんだっけ?

松本:JERRY LEE PHANTOMはちょっと上ですね。世代的には1個上の世代かな。歳は今となっては

   そんなに変わらないんですがね。

二位:デビューが同じくらいなのは誰だろう?

石原:全く同じなのは、THE BACK HORNとか。彼らは下北でやってないですよね?

二位:いや、THE BACK HORNは面白いことに、東京に出てきたばっかりの時に、ドラムの松田くん

   が、一人でプラ~っと来て階段にいて、「僕ら福島から出てきたんですけど、どうやったら人

   気出るんですか?(福島なまり)」って聞いてきて。

松本:あー! 俺それ聞いたことあるー!

二位:それで「まずチラシ撒いたらいいんだよ!」なんて軽く言ったら、ずっと毎日毎日来てチラシ

   撒いてて、「じゃあ出ようよ!」って始まったの。その頃だとRIZEやDragon Ashの流れも

   QueにあってBACK HORNもやりやすかったから結構出てたよ。

石原:へー。

松本:俺らあとBUMP OF CHICKENとか。他は誰だろう。でも、あれっすね。やっぱり打ち上げ元気

   な人はずっと元気ですよね(笑)。

一同:そういうことかもね(笑)。

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