※篠塚将行(しの),菅澤智史(ガス),琢磨章悟(しょ),栗原則雄(ノリ),Que 後藤瞬(後藤)の表記で進行します。
後藤：過去から振り返り、今現在に至る。リリースされた全アルバムと、そして今作られている新しい曲。インタビュー
のこの日（2017年3月22日）もまさにレコーディングでしたね。来る5月14日は大阪、そして20日と21日は東京
にてコンセプトワンマン。計3デイズライブ。楽しみですね。
しの：なんか…ね？ どうなったら良いんだろうね（笑）？
一同：笑
しの：勿論、「当時の楽曲のCDの再現」なんてのは、現実問題うちらには出来ない。「気持ち的に今までの曲を全部歌
えるようになった」ってだけで。まだやってないしね実際。過去の楽曲を今のそれでも世界が続くならで演奏す
るって感じになると思う。『アルバム再現ライブ』ではなく、追憶ライブ、追想ライブ、なんだろ…、“思い出
す”…っていう感じかな。
ガス：今の俺達4人が、やる。
しの：タイムカプセル開ける感覚だね。今の俺らが、過去の自分に会いに行く、みたいな。
後藤：例えば〇〇アルバムの「××」とかはやるのですか？
しの：いやー、それはやらないかも知れない（笑）。でも、それぞれの日で、例えば15曲くらいだとして、うち3曲くら
いは時代関係無く、その時代の楽曲の『回答編』として演奏したいかも。わかんないけどね。もしアンコールが
あったら、もう多分やりきってるから、何聴きたいって聞くかも。
後藤：なるほど。今からセットリストが本当に楽しみです。四人がやりたいと思う曲が皆が聴きたい曲だと思います。
＜ここから具体的なセットリスト談義に入りますが、諸事情により割愛させて頂きます＞
後藤：それではまとめに入りたいと思います。ファンの皆さんは、全アルバム追想ワンマン3デイズに備えて、もう一度
過去の記憶と共に、過去リリース作品を振り返ってみると思います。最後に、メンバーそれぞれからコメントを頂
ければと。
しの：じゃあ…しょうご頼んだ。
しょ：いや、ちょっと準備が…（笑）。
しの：俺もまとめとか苦手…。
ノリ：じゃあ、俺が。
一同：笑
ノリ：このインタビューで改めて、自分の歴史を、最初から思い返す機会になったなってのがあって。覚えてるエピソー
ド、覚えてないエピソードがあって、それを実際、このワンマン3日間やっていく中で、ワンマンを実際やって、
色々な人の事とか、出来事とか、思い出してくるんだろうなと。ワンマンをやり終わって、その時自分がどんな気
持ちになっているか知りたい。
しの：俺もそんな感じ。このワンマン3デイズのあと、その後どうなってるんだろうね？
ガス：なんか少なからずどこかで無くしたものが俺はあるから。そういうのを取り戻せたら良いなとも思うし、前でも後
ろでもいいから、進めたらなと。
しの：音楽って、曲が持ってる意味やメッセージも勿論あるだろうけど、「あの曲はあの頃聴いてたなぁ」っていうか
さ、その時の空気だったりとかさ、自分の記憶の中に、残ってたりするじゃない？ あの時、誰々と喧嘩してた
なぁ、とか。俺らもたぶん、その曲と一緒に生きてた、っていうかさ。だから、曲をもういっかい追っていって、
あの時、思ってた事をもっかい思い出せたら思い出したい。
しょ：うん。俺もそうだなぁ。
しの：その時にライブ来て、生活も変わって、もう来なくなっちゃった奴もいっぱいいると思うし。そういうのも全部一
緒に引き連れて、もう一枚、アルバムを記録として残したい。ちょっと、儀式っぽい所あるからね、俺にとって今
回のワンマンは。無かった事にするんじゃなくて、思い出しても平気になれるように、昨日の朝ごはんと同じくら
いの感じで思い出したいんだよ、あいつが泣いてた事も、それがつらかった事も。「思い出したくない事」を無く
せるなら、それがスタートラインじゃない？ 俺らの。そういうライブになったらいいな。笑い話に変える日、大
袈裟だけどさ。
ガス：そうだね。
しの：良かった事ばっかじゃないもんな、きっとこれを聴いてた人も、俺達も。俺ら人間は完璧じゃないから。それが
さ、3日間の最後、5月21日のQueが終わった時に、来てくれた人と『色々あったけどな』『色々あったよな』っ
ていってさ、話すみたいなライブになったら、そこから、また始めるよ。
ノリ：あれ、しょうごさん？
しょ：…言いたい事は、全部皆が言った（笑）
一同：笑
しょ：なんもないです（笑）。
後藤：では、続きはライブハウスで会いましょうという事ですね。
しょ：そうです。
ガス：そうだね。
ノリ：そうそう。
しの：いろんな人や、お互いに過去の自分と再会する日になればいいと思ってる。
いつものライブハウスで、また会おう。
後藤：本日はありがとうございました。
（L→R Gu:菅澤智史、Ba:琢磨章悟、Vo.Gu:篠塚将行、Dr:栗原則雄）
消える世界のイヴ (MV)
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